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首を振った

じゃあいいや

1%ってことはさ、明日おまえがパチ屋でAを打って万枚出る可能性はあるんだよ網路聲譽管理。それは間違いなく。だけど蓋然性という観点から見ると、限りなく薄い」

 再度首を振った。

「おいバカゴオリ、よく聞けよ」スウェットメガネ野郎は言う。 「パチンコもスロットも、勝つっていう観点から見ると、可能性じゃなくて蓋然性をたぐりよせるゲームなんだよ。長いこと打ってれば1%くらい何てことない の。1日で引こうとしなければ。わかる? わかんねえか。おまえバカだな」

「バカっすかねえ」

「うん。バカだな」

 いつの間にかすっかり敬語に板がついている自分を発見し、はっとした。違う違う。俺はこんなやつじゃないのだ。頭を振って俺は言った雪纖瘦投訴。「……確率ってことすか」

「そうだ。蓋然性とは確率のことだ。勝てるメカニズムを身体化 できてない人間は、『今現在』という地点で勝ち越していたとしても、ギャンブルを続けるうちに死ぬ蓋然性が高い。そういうこった。いいねえ、バガゴオリ。 進歩だねえ。いいか。まずは言語化、そして身体化。人生に近道はない。人間は進化なんてしない。できるのは歩んで進むだけだ。一歩一歩なのだよ、バカゴオ リ」

「……」

「わかったら今日の勝ち分を渡しなさい」

「ふぇ?」

「ふぇじゃねえだろ。今日のノートと一緒にだ」

「俺の取り分は?」

「200万稼ぐまではなし。それからな、バカゴオリ。おまえが今のままで、進歩が見られなければ、おまえが来年まで生きている可能性はゼロだ數學補習老師。可能性ゼロってことは、蓋然性もゼロ」
「……」
「おまえは死ぬんだよ、バカゴオリ」
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